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【レポート】Inter BEE 2015に行ってみた!

皆さん、おげんこ〜?クボンヌです。
気が付けばもう12月!えっ今年って2000何年だっけ?的な。
そんなこんなで今年も行ってまいりました「国際放送機器展」、
またの名を「Inter BEE 2015」!早速レポートしちゃいましょう!

 
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???
ちょっと待った〜!
クボンヌ
なに?なに?
ニタ
クボンヌさんだけにオイシイおもいはさせませんよ!
今回は私ニタもレポートに参戦させていただきます!
クボンヌ
はぁ。別にオイシイおもいが目的ではございませんが!
まぁくれぐれもしっかりとレポしてくれたまえ。

 

クボンヌが見た「Inter BEE 2015」

4K収録の強い味方!「NINJA ASSASSIN」

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クボンヌがまずご紹介するのは、ATOMOSさん。

 
image_fwnews020_006ニンジャ?ってなんじゃ?

4K収録に対応したHDMI外部レコーダーとして定評のあるATOMOS SHOGUNから、
SDI端子やダウンコンバートなどを取り除き、リーズナブルな価格で発売されたのが、
NINJA ASSASSIN(ニンジャアサシン)です。

 

そもそもなぜ「外部レコーダー」なのかという話ですが、
現在の4K収録のワークフローでは、撮影カメラ内のストレージに録画せず、
外部の大容量メディアに直接データを書き込む方法が主流となっているからです。
ただ、センサーからの直接録画と大容量メディアの組み合わせには、
デジタル一眼レフやミラーレスカメラによって課された「30分の壁」ともいうべき
問題がありました。

 

デジタルカメラの動画機能では、29分59秒で録画が停止し、再び録画ボタンを押さないと撮影ができない機種があります。その制約は、ビデオカメラと区別するために
リミッターをかけて制限しており、内部の記録メディアに収録する際に適用されます。

 

その「30分の壁」という制限を気にすることなく、長時間録画が可能な独立した外部レコーダー、タッチパネルベースで使いやすいビデオモニター、ピンジャック出力となってより扱いやすくなったオーディオレコーダー、そして高度な再生デッキの4役をこなしてしまう「NINJA ASSASSIN」。
スペックを抜きにしても、単純に「使ってみたい!」と思わせるブランディングの上手さは、当社としても大変参考になるところですね。
あー欲しいなー!

 

Ninja Assassin | Atomos

 
 

最先端技術で過去と未来を繋ぐ「フィルムスキャナー」とは

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次にご紹介するのは、Blackmagic Designさん。

 
image_fwnews020_013異彩を放つフィルムスキャナーの雄姿!

今さらBlackmagic Design社がどんな会社か説明するまでもないと思いますが、
オーストラリアに本社を置く総合映像機器メーカーですね。
当社も「ATEM」スイッチャーをはじめ、「Cinema Camera」や
「DaVinci Resolve」、また各種コンバーター類を多数使用しており、
その信頼性に関しては言わずもがなです。

 

そんなBlackmagicブースの中で、ひときわ異彩を放っていたエリア。
それが「Cintel Film Scanner」が展示されていた一画でした。
皆さんはフィルム・スキャナーと聞いてどんな機器を思い浮かべますか?

 

35mm/16mmフィルムを、Thunderbolt 2経由で、最大30fps、フルUltra HD解像度でリアルタイム・スキャンできるとスペックにはありますが、
果たしてそれのどこがスゴイのか?ご担当者(以下:BMD)を直撃してきました!

 

クボンヌ
フィルムのビデオ化において、長い歴史を持つのは「テレシネ」という技術ですよね。
BMD
そうですね。従来、フィルムは機械技術であり、フィルム作品を取り扱う際には電子機器の品質が低いことがしばしば問題となっていました。
また、それらの機器の操作には、経験豊富な技術者の支援が必要でした。
クボンヌ
それがデジタル技術の普及と共に、こうした作業もアナログからデジタルに進化し始めたと。
BMD
おっしゃる通りです。その基軸となるのがスキャニング技術なんです。
フィルムの1フレーム(1コマ)の情報量を解像度に転化するならば、35mmフィルムならば6K、70mm(65mmネガ)フィルムならば8Kに相当すると言われています。
フィルムを4K解像度のデジタルデータに変換する工程は、現時点で最高峰の技術なんです。
クボンヌ
スゴイ技術が駆使されている機器ということはよく分かったんですが、
その手の機器って操作が難しかったり、マニュアルが分厚かったりするじゃないですか?
BMD
安心して下さい。「Cintel Film Scanner」には、Blackmagic Designによる最新のイメージ処理テクノロジーが採用されており、Thunderbolt 2接続が搭載されているため、お使いのMacに接続し、フィルムをカラーコレクションシステムに直接スキャンできます。
これにより、機器のセットアップや使用が極めてスピーディになり、
スキャン後のファイルコピーに時間をかける必要もなくなりました。
クボンヌ
マジっすか!
35mmフィルムの映像をMacに直接スキャンできる?!
しかもリアルタイムで?!Blackmagic 恐るべし!
いつもながら期待を裏切らないメーカーですね。
色々とご説明いただき、ありがとうございました!
BMD
こちらこそ。今後ともよろしくお願いいたします!

Blackmagic Design: Cintel

 
 

ニタが見た「Inter BEE 2015」

さすがクボンヌさん、メジャーなブースのレポートばかりで、ミーハーですねえ。
つづいて、私ニタがInter BEE 2015で見かけた展示をいくつか紹介します。
少しばかりマニアックなブースかも?

 
 

デジタル一眼レフ用電動スタビライザー「WenPod」

image_fwnews020_001カメラではなく、その下に装着されている機材のお話です

WenPod

 

まず気になったのが、株式会社ケンコープロフェショナルイメージングさん(KPI)。
そのブースでのデモに思わず見入ってしまいました。

 

スタビライザーは、撮影時の手ブレなどを補正する古くからある機材ですが、デジタル一眼レフ用やスマホ用、GoPro用などの小型化や、カメラ一体化型など多様化が進んでいます。

 

今回見かけた「WenPod MD2」は、この製品シリーズの中のデジタル一眼レフ用の電動スタビライザーで、左右にあるジョイスティックでカメラの向きやアングルをコントロールが可能です。
また、一脚を取り付けることで超ハイアングル、超ローアングルの撮影が可能になり、様々な撮影シーンで活用できそうです。
展示ブースで行っていたデモでは一脚に装着し、逆さまにした超ローアングル撮影でもブレることなくカメラを操っていました。

 
image_fwnews020_011一脚を付けると撮影が捗りそう

製造メーカーによる、製品紹介動画

 
 

珍しいけど結構大事な機材? IP伝送評価装置

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4K、8Kと映像が高精細になっていく中で、その映像データを速く正確に配信することも求められてきます。
今回のInter BEEでは、映像配信、IP伝送自体の展示は多かったのですが、そのIP伝送の評価装置というものをアルチザネットワークスさんのブースで見かけました。
ちょっと珍しかったので、お話を聞いてきました。

 
image_fwnews020_007製品を撮られるのは珍しいと言われました

この評価装置を通してデータを伝送させることで、伝送時のコマ落ち(パケット落ち)やビットレート異常、ノイズ、音質・画質劣化などいったジッターを測定検出することができるそうです。
所謂、映像データのパケットキャプチャ装置と言ったところでしょうか。

 

正直なところ、評価装置というのは地味な機材だと思います。
しかし、伝送時のパケットロスやノイズ検知は、正確に映像を配信する上では
重要なパートではないでしょうか。

 

このアルチザネットワークスさんのブース以外でもIP伝送関係の展示は多くあり、
離れたブース間でのリアルタイム伝送デモも行われておりました。
映像伝送、IP伝送に関しては、クボンヌさんのレポート記事にも書かれています。

 
 

複数の映像を1つの映像に結合し配信 「fvLIVE」

次に、おもしろそうな動画配信サービスを見かけました。
複数の映像を1つの映像にして配信するGnzoさんの「fvLIVE」という動画配信サービスです。

 

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fvLIVE

 

マルチアングル映像のライブ配信を行うサービスで、タイル状にレイアウト結合された動画を独自技術のエンコーダ、トランスコーダで配信するそうです。
メイン映像の周りに配置された映像は、自由に選択切り替えが可能でテレビモニタ以外にもスマートフォンやタブレット端末でも視聴可能という、使い方次第でおもしろそうなサービスでした。

 

活用事例として、スポーツ中継を展示していましたが、ファミレスの席に設置してある端末でメニューやコンテンツを再生させるなど、他の使用用途を探しているとのことでした。

 

お話を聞いている中、展示ブース内に「WordPressプラグイン」と書かれたパネルを見かけました。
私が日頃からWordPressに慣れ親しんでいるので、尋ねてみたところ、
fvLIVEのAPIを利用したWordPressプラグインを開発中とのことでした。
WordPressの管理画面から配信映像のアップロード、レイアウトされた映像をWordPressで構築したページへの埋め込みが可能になるそうです。

 

お話を聞いた当初、映像配信サービスとWordPressが結びつかなかったのですが、
開発したWebサービスのAPIを利用し外部サービスのプラグインなどを公開するのは、開発したWebサービスを多くの人に触れてもらうには良い手段だと思いました。

 

WordPressは手早くWebサイトを構築・公開できます。
また、Web全体の24.8%のWebサイトがWordPressで作られていると、
運営会社のAutomattic社は発表しています。

 

各OSのネイティブアプリ(専用プレイヤーなど)のリリース以外にも、利用率が高かったり、多くの人に露見されるシステムに組み込めるツールを提供するのは、サービス内容を分かりやすくアピールできる手段だと痛感しました。

 

当社の製品でも、このようなサービス展開ができるようになれば、面白そうですね。

 
 

まとめ

さて、今回のレポはいかがでしたか?
4K、8K映像、IP伝送装置の展示が目立っていましたが、それ以外にも様々な切り口で映像サービスにアプローチしているブースが見られました。
今後の市場の動向に注目しつつ、当社でもレポする側だけでなく、
レポされる側になっていきたいですね!

 

それでは、また次回!

 
 
 

おまけ – オイシイおもいをしたんです –

クボンヌ
あ、そういえば見学に夢中ですっかり行くの忘れてたんだけどさ、
今回「ロケ弁グランプリ」ってイベントやってたの知ってる?
ニタ
もちろん知ってますよ。食べましたから。
クボンヌ
はぁ??
ニタ
解説しましょう。「ロケ弁グランプリ」とは、
全国から参加しているロケ弁屋さんのお弁当を購入すると、そのロケ弁への投票券が一枚もらえます。
その得票数を競うという、言わば「ロケ弁総選挙」ですね!
クボンヌ
「ですね!」じゃねーよ。何で一人で勝手に食べてるんだって話!
ニタ
だってクボンヌさんお忙しそうだったんで〜
私は「大阪焼肉・ホルモン ふたごデリ」さんの『名物ふたごの焼肉弁当』を頂きました!

image_fwnews020_005秘伝のタレと柔らかい肉が絶妙でした!

ニタ
ロケ弁でこんな美味しいものが食べられるなら、毎日ロケでも良いくらいでしたね。
ちなみに、私が食べた『名物ふたごの焼肉弁当』が
ダントツ人気でグランプリになった
ようです!
おめでとうございます!!来年もぜひ企画してほしいですね〜!
クボンヌ
┐(´д`)┌